野老(読み)トコロ

デジタル大辞泉の解説

ところ【野老】

ヤマノイモ科の蔓性(つるせい)の多年草。原に自生。葉は心臓形で先がとがり、互生する。雌雄異株。夏、淡緑色の小花を穂状につける。根茎ひげ根が多く、これを老人のひげにたとえて野(やろう)とよび、正月の飾りに用い長寿を祝う。根茎をあく抜きして食用にすることもある。おにどころ。 新年》「―うり声大原の里びたり/其角

や‐ろう〔‐ラウ〕【野老】

田舎の老人。老人が自分をへりくだっていう語。村翁。
ヤマノイモ科の多年草トコロ別名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

ところ【野老】

ヤマノイモ科のつる性多年草。原野に自生。柄のある心臓形の葉を互生。雌雄異株。夏、腋生の花穂に黄緑色の小花をつける。根茎は太くひげ根を多数出し、これを老人のひげに見たて「野老」の字をあてる。根茎は正月の飾り物とされ、また苦味を抜けば食用となり、煎せんじて消炎・利尿薬とし、腰やひざの痛みに用いる。オニドコロ。古名トコロズラ。 [季] 新年。

やろう【野老】

( 名 )
いなかの老人。 「田夫-」
植物トコロの異名。
( 代 )
一人称。老人が自分をへりくだっていう語。

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