鬼鰧(読み)オニオコゼ

デジタル大辞泉 「鬼鰧」の意味・読み・例文・類語

おに‐おこぜ〔‐をこぜ〕【鬼×鰧/鬼虎魚】

カサゴ目オニオコゼ科の海水魚全長約20センチ。目が突出し、口は大きくて上を向き、頭部凹凸が激しい。うろこはない。背びれとげ基部毒腺があり、刺されると痛い。本州中部以南に分布し、生息深度によって体色が変化する。鍋料理吸い物にして賞味。古くから、山神供物とする風習がある。おこぜ。 冬》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鬼鰧」の意味・読み・例文・類語

おに‐おこぜ‥をこぜ【鬼鰧・鬼虎魚】

  1. 〘 名詞 〙 カサゴ科の海魚。体長約二〇センチメートル。頭部の形は奇妙で鬼を思い起こさせるところからこの名がある。口は上方を向く。背びれのとげは堅く、毒腺があるので刺されると猛烈に痛い。体色は環境によって異なるが、沿岸のものは濃黒褐色、深海のものは赤色あるいは黄色のものが多い。肉は美味。本州中部以南の水深約二〇〇メートルまでの砂泥底に分布する。おこぜ。《 季語・冬 》 〔生物学語彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「鬼鰧」の解説

鬼鰧 (オニオコゼ)

動物。オニオコゼ科の海水魚

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android