魏闕(読み)ぎけつ

精選版 日本国語大辞典 「魏闕」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐けつ【魏闕】

〘名〙 (「魏」は高い、「闕」は門の意) 宮城の門。皇居の門。転じて、皇居。朝廷。また、富貴栄華の象徴
性霊集‐一(835頃)贈野陸州歌「堂中久闕定省之養、魏闕遠阻龍顔之謁
※羅山先生文集(1662)一六「古人身在江海、心在魏闕」 〔荘子‐譲王〕

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普及版 字通 「魏闕」の読み・字形・画数・意味

【魏闕】ぎけつ

宮門双闕。ここに懸けて法令などを広布したという。また、朝廷。晋・左思〔魏都の賦〕首(ぎしゆ)(つぶし髪)の豪、耳(きよじ)(みみわ)の、其のし、衽(しとね)を魏闕に斂(をさ)む。

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