(読み)うぐい

精選版 日本国語大辞典 「鯎」の意味・読み・例文・類語

うぐいうぐひ【鯎・石斑魚】

  1. 〘 名詞 〙 コイ科の魚。純淡水型と降海型がある。体長約三〇センチメートル。産卵期には雌雄とも全身に白色円錐形の小突起(追い星)を生じ、体色は強く赤みを帯び、二本の黒色のたて線がある。琉球列島を除く日本各地、およびその近隣の島に分布する。はや。あかはら。あかうお。いだ。くき
    1. [初出の実例]「かがり火の光にまがふ玉藻にはうぐひの魚(いを)もかくれざりけり〈源顕仲〉」(出典:元永元年六月廿九日実行歌合(1118))

いぐいいぐひ【鯎】

  1. 〘 名詞 〙 魚「うぐい(鯎)」の古名
    1. [初出の実例]「意宇(おう)川〈略〉〈年魚(あゆ)、伊久比あり〉」(出典:出雲風土記(733)意宇)

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関連語 名詞 実例 初出

動植物名よみかた辞典 普及版 「鯎」の解説

鯎 (ウグイ)

学名Tribolodon hakonensis
動物。コイ科の魚

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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