デジタル大辞泉 「年魚」の意味・読み・例文・類語 ねん‐ぎょ【年魚】 1 《生まれて1年以内に死ぬ魚の意》アユの別名。2 釣りで、その年に生まれた魚。できうお。3 《産卵後すぐに死ぬので、1年で死ぬと思われていたところから》サケの古名。〈和名抄〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「年魚」の意味・読み・例文・類語 ねん‐ぎょ【年魚】 〘 名詞 〙 ( 孵化(ふか)後一年で寿命を迎えて死ぬ魚 )① 魚「あゆ(鮎)」の異名。《 季語・夏 》 〔十巻本和名抄(934頃)〕② ( 産卵後に死ぬので、一年で死ぬと思われたところからいう ) 魚「さけ(鮭)」の異名。〔本草和名(918頃)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「年魚」の意味・わかりやすい解説 年魚ねんぎょ 寿命が短く、原則として生後1年以内に産卵して死亡する魚の総称。年魚はアユ、シラウオ、ワカサギなど特定の種類に限られ、とくにアユをさすことが多い。アユは秋に生まれて、春から夏に若アユとしてよく成長する。夏の終わりから成熟を始めて、10~11月を中心にサビアユ(錆鮎)となって産卵したのち死亡する。また、サケは春に生まれてその年に産卵して死ぬと考えられていたことから、古語ではサケをさす。[落合 明・尼岡邦夫][参照項目] | アユ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
動植物名よみかた辞典 普及版 「年魚」の解説 年魚 (アヤメカサゴ) 学名:Sebastiscus albofasciatus動物。フサカサゴ科の海水魚 年魚 (アユ) 学名:Plecoglossus altivelis動物。アユ科の遡河性魚 出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の年魚の言及 【アユ(鮎)】より …1属1種(イラスト)。別名をアイ,年魚,香魚とも呼ばれる。おもに本州,四国,九州に分布するが,北海道南西部,朝鮮半島,台湾南部,中国南部にも分布する。… ※「年魚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by