ちょう‐ざめテフ‥【鱘魚・蝶鮫】
- 〘 名詞 〙
- ① チョウザメ目チョウザメ科の魚。全長一・五メートルに達する。体は円柱状で吻(ふん)が突き出る。体色は青灰色で、腹面は淡い。体表に菱形の大きな硬鱗(こうりん)が縦に五列並ぶ。口は吻の下面につき、四本の口ひげは泥中の動物を探すのに用いる。日本海および北日本以北の北太平洋海域に分布。四~五月ごろ産卵のため河川をのぼり、秋に下る。かつては、北海道の石狩川や天塩川にものぼったが近年はほとんどみられない。カナダ、ロシアに近縁種が多い。外形はサメに似ているが硬骨魚類に含まれ、軟骨魚類のサメ・エイ類とは全く異なる動物群である。チョウザメ類の肉は食用として美味。また、卵巣を塩蔵したものはキャビアといい珍重される。〔本朝食鑑(1697)〕
- ② 魚「しゅもくざめ(撞木鮫)」の異名。
- ③ ①の皮を研ぎ出して刀の鞘に用いたもの。〔鮫皮精鑒録(1760)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
鱘魚 (チョウザメ)
学名:Acipenser medirostris
動物。チョウザメ科の遡河魚
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
Sponserd by 