鳥毛藻(読み)トリゲモ

デジタル大辞泉 「鳥毛藻」の意味・読み・例文・類語

とりげ‐も【鳥毛藻】

イバラモ科の沈水性の一年草池沼や水田中に生え、二また状に分枝し、葉は糸状。7~9月雌花雄花をつける。

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精選版 日本国語大辞典 「鳥毛藻」の意味・読み・例文・類語

とりげ‐も【鳥毛藻】

〘名〙 イバラモ科の水生一年草。沈水性で、本州各地の池沼に生える。茎は細くよく分枝する。葉は対生し、長さ一~二センチメートル、線形、先は外側にそり、縁に細鋸歯がある。半円形葉鞘があり、縁に歯牙がある。雌雄同株。夏、葉腋にごく小さな淡緑色の単性花をつける。雄花に苞鞘がある。果実は線状長楕円形で長さ二~三ミリメートル。名の由来は、そりかえった多数の葉が指物(さしもの)の鳥毛に似ているからという。〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「鳥毛藻」の解説

鳥毛藻 (トリゲモ)

学名Najas minor
植物。イバラモ科の沈水性の一年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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