鳥羽郷(読み)とばごう

日本歴史地名大系 「鳥羽郷」の解説

鳥羽郷
とばごう

「和名抄」高山寺本に「止波」、刊本に「度波」と訓ず。地名としての鳥羽は、平安京の南部の外港として交通の要衝であったため、史料上に散見する。しかし郷の実体となると把握しがたい。

貞観一四年(八七二)三月九日付貞観寺田地目録帳(仁和寺文書)に貞観(じようがん)寺(跡地は現伏見区)の紀伊郡内の田地を記載して

<資料は省略されています>

とある。「岡田地」と併記されているから「鳥羽地」は鳥羽郷の地の謂であることに疑いはない。また、安和二年(九六九)七月八日付法勝院領目録(仁和寺文書)に法勝院の所領を記して

<資料は省略されています>

とある。

鳥羽郷の地が著名となるのは、鳥羽殿(跡地は現伏見区)が造営されてから以後のことである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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