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鳴禽類 めいきんるいOscines; songbirds

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鳴禽類
めいきんるい
Oscines; songbirds

スズメ目スズメ亜目の別称。スズメ目は現生鳥類種およそ 1万種の半分以上を占め,従来は大きく分けて鳴禽亜目,タイランチョウ亜目,コトドリ亜目,ヒロハシ亜目の四つの分類群が設けられていた。このうち鳴禽亜目の鳥を鳴禽類といい,今日のスズメ亜目にあたる。大きな特徴は音声器官である鳴管が発達していることである。そのほかの点でも,鳥類のなかではいちばん進化の進んだグループと考えられている。スズメ目は今日では二つの亜目に統合されている。スズメ亜目以外の鳥はタイランチョウ亜目に分類され,非鳴禽類と呼ばれる。タイランチョウ亜目はほとんどの種が中南米に分布し,スズメ亜目は世界中に分布している。

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デジタル大辞泉の解説

めいきん‐るい【鳴×禽類】

スズメ目スズメ亜目(鳴禽亜目とも)の鳥の総称。小形で、よい声でさえずるものが多く含まれる。

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大辞林 第三版の解説

めいきんるい【鳴禽類】

スズメ目スズメ亜目の鳥の総称。繁殖期に美しくさえずるものが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鳴禽類
めいきんるい
oscines

鳥綱スズメ目鳴禽亜目に属する鳥の総称。この亜目Oscinesの仲間は、英語ではsong birds、フランス語ではoiseau chanteur、またドイツ語ではSingvogelなどともよばれるが、ヨーロッパにはこの亜目以外のスズメ目の鳥がいないので、これらのことばはスズメ目とほぼ同義に用いられる。よい声の基準は主観的なものではあるが、日本でも一般によい声でさえずるとされる鳥はすべてこの亜目の鳥である。しかし、鳴禽亜目にもカラスのように声がよくないとされるものもある。[浦本昌紀]

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世界大百科事典内の鳴禽類の言及

【スズメ(雀)】より

…鳴管がよく発達し,鳴管を動かす筋肉の数が多く,よい声でさえずるものが多い。とくにスズメ亜目のものは,さえずりが発達していて鳴禽(めいきん)類とも呼ばれる。雛は孵化したときにはまだ眼が開いておらず,巣にはある期間いて両親か一方の親の保育を受ける。…

※「鳴禽類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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