鸞鳳(読み)ランポウ

デジタル大辞泉 「鸞鳳」の意味・読み・例文・類語

らん‐ぽう【××鳳】

《「らんほう」とも》鸞鳥鳳凰ほうおう。ともに想像上のめでたい神鳥。君子をたとえていう。また、同志夫婦のたとえにもいう。

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精選版 日本国語大辞典 「鸞鳳」の意味・読み・例文・類語

らん‐ほう【鸞鳳】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「らんぽう」とも ) 鸞鳥と鳳凰。ともにめでたい鳥の名。君子などにたとえていう。また、同士の友または夫婦の契りなどにもいう。
    1. [初出の実例]「鸞鳳梧桐集 大鵬臥風床」(出典:性霊集‐一(835頃)遊山慕仙詩)
    2. 「鸞鳳(ランホウ)争てか鶏雀と群せんと念て」(出典三国伝記(1407‐46頃か)四)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐劉陶伝〕

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普及版 字通 「鸞鳳」の読み・字形・画数・意味

【鸞鳳】らんぽう

鸞と鳳。ともに聖鳥。漢・賈誼屈原を弔ふ文〕嗚呼(ああ)哀しい哉(かな)、時の不へり。鸞鳳伏し(かく)れ、鴟梟(しけう)(かうしやう)す。

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