(読み)ラン

デジタル大辞泉 「鸞」の意味・読み・例文・類語

らん【×鸞】

鸞鳥らんちょう」に同じ。
中国で、天子馬車くびき、または天子の旗などにつけた鈴。音を鸞鳥の鳴き声に擬したものという。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鸞」の意味・読み・例文・類語

らん【鸞】

〘名〙
延喜式(927)二一祥瑞〈略〉鸞。状如翟。五綵以文」 〔説文解字‐四篇上・鳥部〕
② (「鑾」とも) 中国で天子の馬車を引く馬のくつわや天子の旗などにつけた鈴。鸞鳥の和する声に擬したもの。
色葉字類抄(1177‐81)「鑾 ラン〈略〉大鈴」 〔詩経小雅・蓼蕭〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報