日本歴史地名大系 の解説 鹿児島大学構内遺跡郡元団地かごしまだいがくこうないいせきこおりもとだんち 鹿児島県:鹿児島市旧鹿児島郡・日置郡地区郡元村鹿児島大学構内遺跡郡元団地[現在地名]鹿児島市郡元一丁目甲突(こうつき)川や田上(たがみ)川によって形成された沖積平野の南端付近に位置し、鹿児島大学郡元団地の全域が遺跡となっている。昭和二六年(一九五一)以降発掘調査が行われ、現在までの調査件数は五〇件を超えている。確認された遺構には水田・溝・河川・住居跡などがあり、遺構と遺物包含層の存在がはっきりと確認できるのは古墳時代以降である。とくに古墳時代の遺物や遺構が多く、検出された住居跡数は約一〇〇軒に達している。同五〇年に行われた釘田(くぎた)第一地点の発掘では古墳時代中・後期の住居跡が三〇軒検出され、土器などの多くの遺物が出土した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by