麒麟草(読み)キリンソウ

デジタル大辞泉 「麒麟草」の意味・読み・例文・類語

きりん‐そう〔‐サウ〕【××麟草】

ベンケイソウ科多年草山地に生え、高さ10~30センチ。葉は柄がなく、倒卵形で先が丸みを帯び、縁にぎざぎざがあり、厚い。夏、茎の先に黄色の小花多数つける。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「麒麟草」の意味・読み・例文・類語

きりん‐そう‥サウ【麒麟草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ベンケイソウ科の多年草。各地の山や海岸近くの乾いた岩の上に生え、観賞用として庭園などで栽培されることもある。茎は叢生し、高さ約三〇センチメートルになる。葉は多肉質で長さ三~四センチメートルの長楕円状倒卵形、縁は上半部に鋸歯(きょし)がある。夏、茎の上部で多く枝分かれし、径一二ミリメートルほどの黄色五弁花を多数つけた平たい花序となる。若葉苦味をとってあえ物や浸し物にする。漢名の費菜は中国産の同属の別種をさす。《 季語・夏 》 〔新撰類聚往来(1492‐1521頃)〕
    1. [初出の実例]「をそく咲は駑馬(どば)にやをとるきりん草」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)四)
  3. 植物らしょうもんかずら(羅生門蔓)」の異名

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動植物名よみかた辞典 普及版 「麒麟草」の解説

麒麟草 (キリンソウ)

学名Sedum kamtschaticum
植物。ベンケイソウ科の多年草,園芸植物

麒麟草 (キリンソウ)

植物。羅生門葛の別称

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