麗川(読み)れいせん(その他表記)(R)Yǒch`ǒn

改訂新版 世界大百科事典 「麗川」の意味・わかりやすい解説

麗川 (れいせん)
(R)Yǒch`ǒn

韓国,全羅南道の南海岸にある都市。人口11万1392(2000)。1970年代後半,当時の麗川郡南部の三日面一帯に18km2に及ぶ石油化学工業団地が建設され,湖南(全羅道)地方第1の工業地帯に発展したため,86年に郡部から分離して市に昇格した。同団地は蔚山(うるさん)に続く2番目の石油化学コンビナートだが,エチレン基準35万tのナフサ分解工場を中心に一連の系列工場からなり,規模は韓国第1である。三日港が原油の輸入,石油化学製品積出港として拡張整備されている。98年麗水市吸収合併された。
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百科事典マイペディア 「麗川」の意味・わかりやすい解説

麗川【れいせん】

韓国,全羅南道の南海岸にある工業都市麗水半島先端の農漁村だったが,1970年代後半に市の北部に18km2に及ぶ石油化学コンビナート〈麗川工業団地〉が建設され,全羅道随一の工業地帯となった。整備・拡張された市内の三日港は,石油の輸出,石油化学製品の積出し港。1998年麗水市,麗川郡と統合して麗水市となる。27万8000人(2005)。
→関連項目全羅南道麗水

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世界大百科事典(旧版)内の麗川の言及

【全羅道】より

…また,木浦麗水などの漁港はグチ,サバなど沿・近海漁業の基地となっている。本道はごく最近まで純農村地域として,製紙,木工品などの伝統的な産業以外にはみるべき工業がなかったが,麗水港に近接した麗川地区に1970年代後半から大規模な石油化学コンビナートの建設が進められ,面目を一新した。内陸の全州,光州にも地方工業団地が造成され,電子,食品,繊維,自動車などの諸工業が発達している。…

※「麗川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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