改訂新版 世界大百科事典 「麗水」の意味・わかりやすい解説
麗水 (れいすい)
(R)Yǒsu
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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中国、浙江(せっこう)省南部、甌江(おうこう)の中流域に位置する地級市。竜泉渓と好渓との合流点にある。人口265万7000(2014)。1市轄区、6県と唯一のショオ族(畬(よ)族)自治県である景寧(けいねい)県を管轄し、1県級市の管轄代行を行う(2016年時点)。隋(ずい)代に松陽(しょうよう)県を割いて括蒼(かつそう)県が置かれ、唐代に麗水県に改められた。1986年市制施行。市の北部を仙霞嶺(せんかれい)から会稽山(かいけいさん)に至る山地が、南部を洞官山から括蒼山に至る山地がほぼ北東から南西方向に走る。米、茶、柑橘(かんきつ)類、タバコなどの農産物のほか、甌江の上流域で産する木材、アブラギリ、油茶(アブラツバキ)、竹などの林産物の集散地でもある。
[林 和生・編集部 2017年4月18日]
韓国(大韓民国)、全羅南道の南東端の麗水半島南端に位置する港湾都市。1949年麗水邑(ゆう)(邑は町の意)が麗水市と麗水郡に分離。86年麗水市より麗川地区が分離し、市に昇格。98年麗水市、麗川市、麗水郡が統合し、現在の麗水市となった。面積498.1平方キロメートル、人口30万3115(2000)。1949年に開港された輸出入港および漁業前進基地であり、おもな輸入貨物は穀物、石炭、木材、輸出品はセメント、鮮魚である。南部の多島海ではカタクチイワシ、マアジ、タチウオ、アワビ、カキ、サワラ、タイなどの水揚げが多い。工業は造船、製氷、ゴム、精米、機械、セメント工業が盛んである。北東部に重化学工業の麗川工業基地があり、臨海観光都市としても発達している。鉄道全羅線の終点であり、沿岸島嶼(とうしょ)を連絡する海上交通の中心地でもある。
[張 保 雄]
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…この名は川から砂金がとれることによる。明の宋応星は《天工開物》で,〈水中からとれる金〉は麗水すなわち金沙江の数ヵ所にのぼることを指摘している。【駒井 正一】。…
※「麗水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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