黄さび病

飼料作物病害図鑑 「黄さび病」の解説

黄さび病(チモシー)

さび病一つだが、被害はさほど大きくない。葉、葉鞘および稈の表面橙黄色楕円形、長さ1mm程度の腫れ物状の病斑が縦に連なるようにできる。病斑は成熟すると表面が破れて夏胞子を飛散させる。冬胞子堆は葉では裏に生じることが多く、灰黄色、あまり隆起しない。病原菌ケンタッキーブルーグラスの黄さび病菌が寄生したものとされる。

黄さび病(ブルーグラス)

さび病の一種。葉、葉鞘および稈の表面に橙黄色、楕円形、長さ1mm程度の腫れ物状の病斑が縦に連なるようにできる。病斑は成熟すると表面が破れて夏胞子を飛散させる。冬胞子堆は葉では裏に生じることが多く、灰黄色、あまり隆起しない。病原菌はチモシーにも寄生する。

黄さび病(オーチャードグラス)

2004〜2005年にかけて北海道岩手県宮城県福島県栃木県で発生した新病害。病徴は黄?橙黄色の夏胞子堆を葉脈に沿って縞状に生じる。病原菌の中間宿主は不明である。

出典 畜産草地研究所飼料作物病害図鑑について 情報

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