精選版 日本国語大辞典 「黒龍会」の意味・読み・例文・類語 こくりゅう‐かい‥クヮイ【黒龍会】 明治三四年(一九〇一)、頭山満を顧問に内田良平が創立した玄洋社系の国家主義団体。大アジア主義を掲げ、大陸浪人を主体に軍部の外郭団体として活躍した。昭和二一年(一九四六)占領軍の指令で解散。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「黒龍会」の意味・わかりやすい解説 黒龍会こくりゅうかい 1901年2月3日結成された国家主義団体。主幹は内田良平。会の名を黒龍江 (アムール川) からとり,大アジア主義を掲げた。大陸浪人を集め,韓国併合,E.アギナルドのフィリピン独立運動,孫文の中国革命をはじめ,日本の対外膨張に黒幕的な活動をした。国内でも,国家改造運動や,反共運動を行なった。天皇制ファシズムの台頭に応じて,31年大日本生産党へと発展したが,第2次世界大戦の敗戦とともに解散。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報