龍猛・龍智像(読み)りゅうみょう・りゅうちぞう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「龍猛・龍智像」の意味・わかりやすい解説

龍猛・龍智像
りゅうみょう・りゅうちぞう

教王護国寺蔵。弘仁 12 (821) 年作。絹本着色。龍猛 (龍樹 ) ,龍智は真言祖師の初祖と二祖にあたるインド僧で,空海が将来した唐画の『真言五祖像』に加えるために,その善無畏金剛智の両画像にならって日本で新図された。各部を形づくる伸びやかな鉄線描は,日本の仏画に通有のもので,奈良時代以来の伝統のうえに,新たな図様や絵画技術を受容していった過程を示す,数少い平安時代初期絵画の遺例。

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