いけ花流派の一つ。1886年(明治19)初代家元吉村華芸(かうん)によって創流。華芸は当時のいけ花が出生にこだわって美を忘れ、形式にこだわり内容を失っているのを正すところから池坊(いけのぼう)龍生派を名のって独立した。2代目華丘(かきゅう)(1894―1944)は、立花(りっか)、生花(せいか)の古典様式に盛(も)り花、投入れを取り入れ、新花型を創立しその発展に努め、1939年(昭和14)龍生派華道会館を建設した。3代目華泉(かせん)(1928― )は従来のいけ花に加えるに、自由花や造形的いけ花に積極的な意欲をみせ、57年(昭和32)龍生派と改称し、66年新しく龍生会館を建設するなど流勢は関東を中心として全国的に発展し現在に至っている。
[北條明直]
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...
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