ヒロサキ遺跡(読み)ひろさきいせき

日本歴史地名大系 「ヒロサキ遺跡」の解説

ヒロサキ遺跡
ひろさきいせき

[現在地名]南勢町船越 ヒロサキ

しよ湾最奥部の入江に向かって突出する台地の先端部にある。北側に集落、東・南・西の三方に海を望む。標高約五―一〇メートル。現在は畑地遺物の散布範囲は東西約六〇メートル、南北約八〇メートル。遺物には先土器時代のナイフ形石器・尖頭器・掻器や縄文時代の石鏃などが認められる。ナイフ形石器はいずれも小型で三角形および柳葉形を呈する。尖頭器も柳葉形をなす。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android