伊東重孝(読み)いとう しげたか

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊東重孝」の解説

伊東重孝 いとう-しげたか

1633-1668 江戸時代前期の武士
寛永10年生まれ。陸奥(むつ)仙台藩士。藩主伊達亀千代(綱村)の後見役伊達宗勝(むねかつ)の専横幕府にうったえる。宗勝に命をねらわれ,本家伊東重門(しげかど)とともに逆に宗勝を殺害しようとしたが発覚し,寛文8年4月28日処刑された。36歳。3年後の寛文事件(伊達騒動)で宗勝は失脚通称は七十郎。
格言など】われ奸賊(かんぞく)を除くあたわず。恨(うら)みを齎(も)って地に入る。死して霊あらば三年必ず徴(しるし)あらん(遺言)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例