宮田諏訪原遺跡(読み)みやだすわはらいせき

日本歴史地名大系 「宮田諏訪原遺跡」の解説

宮田諏訪原遺跡
みやだすわはらいせき

[現在地名]渋川市赤城町宮田

利根川の上流左岸、渋川しぶかわ赤城町あかぎまち宮田みやだ(旧赤城村宮田)に所在する古墳時代後期の複合遺跡。付近一帯は南流する利根川を介して旧子持こもち村地区と対峙、両地域を合せて六世紀初頭および六世紀中頃降下の榛名はるな山噴出物に広く覆われており、さまざまな遺跡がきわめて良好な状態で遺存しているところである。

当遺跡は平成一三年・一四年度に県道の改修工事に伴って調査された。その結果、一メートル以上堆積する六世紀中頃の軽石層下とわずかに堆積する六世紀初頭の火山灰層下から二面の文化層が確認され、注目される内容を有する各種遺構が見つかった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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