岩原 諦信(読み)イワハラ タイシン

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「岩原 諦信」の解説

岩原 諦信
イワハラ タイシン


職業
声明家(真言声明南山進流),僧侶

肩書
五穀寺住職,大僧正

生年月日
明治16年 1月1日

出生地
岡山県 久米郡久米町

学歴
高野山大学〔明治43年〕卒

経歴
12歳で得度。大正2年五穀寺住職の岩原諦応の養子として入籍。南山進流声明を学び、音律を研究し、昭和7年「南山進流声明の研究」を著す。演唱家としてもすぐれ、事相講伝所講師として各地で事相、声明の伝授をおこなった。高野山大学教授、高野山専修学院学院長などを歴任。そのほか著書に「真言宗諸法会作法解説」「声明教典」「四座講式並大師明神両講式・講式伝授手引」などがある。

没年月日
昭和40年 3月29日 (1965年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「岩原 諦信」の解説

岩原 諦信
イワハラ タイシン

明治〜昭和期の声明家(真言声明南山進流),僧侶 五穀寺住職;大僧正。



生年
明治16(1883)年1月1日

没年
昭和40(1965)年3月29日

出生地
岡山県久米郡久米町

学歴〔年〕
高野山大学〔明治43年〕卒

経歴
12歳で得度。大正2年五穀寺住職の岩原諦応の養子として入籍。南山進流声明を学び、音律を研究し、昭和7年「南山進流声明の研究」を著す。演唱家としてもすぐれ、事相講伝所講師として各地で事相、声明の伝授をおこなった。高野山大学教授、高野山専修学院学院長などを歴任。そのほかの著書に「真言宗諸法会作法解説」「声明教典」「四座講式並大師明神両講式・講式伝授手引」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岩原 諦信」の解説

岩原諦信 いわはら-たいしん

1883-1965 明治-昭和時代の仏教学者。
明治16年1月1日生まれ。真言宗の僧。明治27年岩原諦勢の弟子となり出家。母校高野山大の教授,高野山専修学院長などを歴任。真言密教の声明(しょうみょう),事相の研究で知られた。昭和40年3月29日死去。82歳。岡山県出身。旧姓は岸川。著作に「南山進流声明の研究」「星と真言密教」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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