広円(読み)こうえん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「広円」の解説

広円 こうえん

755-? 奈良-平安時代前期の僧。
天平勝宝(てんぴょうしょうほう)7年生まれ。真言宗。奈良の大安寺(だいあんじ)に属し,下野(しもつけ)(栃木県)講師(こうじ)となる。延暦(えんりゃく)24年(805)京都高雄山寺(神護(じんご)寺)で最澄より三部三昧耶(さんまや)の灌頂(かんじょう)をうけた。大同(だいどう)3年(808)6月17日,54歳のときの遺言状がのこっている。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android