成文(読み)セイブン

デジタル大辞泉 「成文」の意味・読み・例文・類語

せい‐ぶん【成文】

文章として書き表すこと。また、書き表したその文章。

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精選版 日本国語大辞典 「成文」の意味・読み・例文・類語

せい‐ぶん【成文】

  1. 〘 名詞 〙 文章として書き表わすこと。すでにきまっていることや新しくきめられたことなどを、文章や条文として書き表わすこと。文章化すること。また、その文章や条文。
    1. [初出の実例]「且叙義理、附之題脚。其措詞用韻、皆拠成文」(出典菅家文草(900頃)四)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝注‐桓公一二年〕

なり‐ぶみ【成文】

  1. 〘 名詞 〙 平安時代以降、除目(じもく)に際して提出された任官希望の申文うち申請のとおりに任官されたものの称。
    1. [初出の実例]「成文 懸勾院宮已下年給也」(出典:西宮記(969頃)二)

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普及版 字通 「成文」の読み・字形・画数・意味

【成文】せいぶん

既成の文章。〔文心雕竜序志〕其のを品するにんでは、談に同じきり。雷同するに非ざるなり。勢ひ自(おのづか)ら異にすべからざればなり。

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