源貞子(読み)みなもとのていし

朝日日本歴史人物事典 「源貞子」の解説

源貞子

生年生没年不詳
平安前期,宇多天皇更衣源昇の娘。従五位上,小八条御息所。寛平7(895)年第5皇女依子内親王出産昌泰2(899)年宇多天皇が出家したころ近侍し,贈った歌が『後撰和歌集』に残る。<参考文献>角田文衛「小八条院」(『古代文化』21巻5号)

(服藤早苗)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「源貞子」の解説

源貞子(2) みなもとの-ていし

?-? 平安時代前期,宇多天皇の更衣。
源昇の娘。小八条御息所(みやすどころ)とよばれ,寛平(かんぴょう)7年(895)依子内親王を生んだ。歌が「後撰和歌集」に1首はいっている。名は「さだこ」ともよむ。

源貞子(1) みなもとの-ていし

?-873 平安時代前期,清和天皇女御(にょうご)。
貞観(じょうがん)9年女御となる。従四位下温明殿(うんめいでんの)女御とよばれた。貞観15年1月20日死去。名は「さだこ」ともよむ。

源貞子 みなもとの-さだこ

⇒みなもとの-ていし

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android