猫茶屋(読み)ねこぢゃや

精選版 日本国語大辞典 「猫茶屋」の意味・読み・例文・類語

ねこ‐ぢゃや【猫茶屋】

  1. 〘 名詞 〙 江戸の本所回向院前(東京都墨田区両国二丁目)で、金猫銀猫と称する私娼を抱えていた茶屋天明一七八一‐八九)頃繁昌したが、寛政改革で取り払われた。
    1. [初出の実例]「夏さへふれるあわ雪や、猫茶屋(ネコヂャヤ)鼻頭(はなさき)と、女郎の心の冷酒かんにしなのの善光寺」(出典:洒落本・一事千金(1778)序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android