石上玄一郎(読み)いしがみ げんいちろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石上玄一郎」の解説

石上玄一郎 いしがみ-げんいちろう

1910-2009 昭和-平成時代の小説家
明治43年3月27日生まれ。社会主義運動に参加,旧制弘前高を放校される。昭和15年「絵姿」で注目される。西欧現象学と仏教思想に傾倒し,観念的,幻想的な作風で知られた。作品に「精神病学教室」「自殺案内者」「彷徨えるユダヤ人」「太宰治と私」など。平成21年10月5日死去。99歳。北海道出身。本名は上田重彦。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「石上玄一郎」の意味・わかりやすい解説

石上玄一郎
いしがみげんいちろう

[生]1910.3.27. 札幌
[没]2009.10.5.
小説家。本名,上田重彦。「いそのかみ」とも呼ばれたが,これは誤読。弘前高等学校中退。同学年に太宰治がいた。代表作『精神病学教室』 (1942) ,『黄金分割』 (53) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「石上玄一郎」の意味・わかりやすい解説

石上玄一郎(いしがみげんいちろう)
いしがみげんいちろう

石上玄一郎

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