立花 小一郎(読み)タチバナ コイチロウ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「立花 小一郎」の解説

立花 小一郎
タチバナ コイチロウ


肩書
貴院議員,福岡市長

生年月日
万延2年2月10日(1861年)

出生地
筑後国柳河(福岡県)

学歴
陸士〔明治16年〕卒 陸大〔明治22年〕卒

経歴
柳川藩士の長男として生まれる。明治16年陸軍少尉に任官日露戦争には第4軍参謀副長として従軍。奉天会戦直前に大本営参謀に転じる。38年ポーツマス講話会議に小村寿太郎全権の随員として派遣された。駐米大使館附属武官、朝鮮駐箚憲兵隊司令官、第19・4師団長、関東軍司令官などを歴任。9年大将。10年浦塩派遣軍司令官としてシベリア徴兵に尽力。12年予備役に編入。福岡市長、14年貴院議員も務めた。

没年月日
昭和4年2月15日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「立花 小一郎」の解説

立花 小一郎
タチバナ コイチロウ

明治〜昭和期の陸軍大将,男爵 貴院議員;福岡市長。



生年
万延2年2月10日(1861年)

没年
昭和4(1929)年2月15日

出生地
筑後国柳河(福岡県)

学歴〔年〕
陸士〔明治16年〕卒,陸大〔明治22年〕卒

経歴
柳川藩士の長男として生まれる。明治16年陸軍少尉に任官。日露戦争には第4軍参謀副長として従軍。奉天会戦直前に大本営参謀に転じる。38年ポーツマス講話会議に小村寿太郎全権の随員として派遣された。駐米大使館附属武官、朝鮮駐箚憲兵隊司令官、第19・4師団長、関東軍司令官などを歴任。9年大将。10年浦塩派遣軍司令官としてシベリア徴兵に尽力。12年予備役に編入。福岡市長、14年貴院議員も務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「立花 小一郎」の解説

立花小一郎 たちばな-こいちろう

1861-1929 明治-昭和時代前期の軍人,政治家
万延2年2月10日生まれ。日露戦争で大本営付陸軍参謀をつとめ,ポーツマス講和会議に小村寿太郎の随員として派遣された。大正9年陸軍大将。のち福岡市長,貴族院議員。昭和4年2月15日死去。69歳。筑後(ちくご)(福岡県)出身。陸軍大学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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