美笑軒一水(初代)(読み)びしょうけん いっすい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「美笑軒一水(初代)」の解説

美笑軒一水(初代) びしょうけん-いっすい

1789-1855 江戸時代後期の華道家。
寛政元年生まれ。美笑軒心昔の弟子美秀軒古福に師事し,2代美月軒と号す。嘉永(かえい)2年美笑軒一水と号し別家(一水派)をたてた。安政2年4月6日死去。67歳。姓は松平通称源三郎,源十郎。

美笑軒一水(3代) びしょうけん-いっすい

?-? 明治時代の華道家。
初代一水の門人。美星軒一曜と号す。2代美笑軒一水の子一覚がみずから美笑流9代家元と称し一京と号したが1代で断絶。明治32年一曜が別家3代をつぎ,一水派美笑流を再興した。本名は荘司峯穹。

美笑軒一水(2代) びしょうけん-いっすい

?-? 江戸時代後期の華道家。
尾張(おわり)名古屋藩士。初代一水の門人。弘化(こうか)元年美雪軒一茶と号し,のち美月軒とあらためる。初代没後,美笑流別家2代をつぐ。66歳で没した。姓は川澄。通称は三五郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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