花笠 文京(2代目)(読み)ハナガサ ブンキョウ

20世紀日本人名事典 「花笠 文京(2代目)」の解説

花笠 文京(2代目)
ハナガサ ブンキョウ

明治・大正期の戯作者



生年
安政4年(1857年)

没年
大正15(1926)年

出生地
江戸

本名
渡辺 義方

別名
別号=湾白童子,文京舎 文京

経歴
仮名垣魯文門下で、「いろは」「絵入自由」などの新聞記者だったがのちに実業界に転じた。代表作に広沢参議暗殺事件に取材した「名広沢辺萍」、毒婦ものの「冬児立闇鴟」、芸者ものの「金花胡蝶幻」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「花笠 文京(2代目)」の解説

花笠文京(初代) はながさ-ぶんきょう

1785-1860 江戸時代後期の歌舞伎作者,戯作(げさく)者。
天明5年生まれ。東条琴台の兄。4代鶴屋南北に入門,花笠魯助(ろすけ)の名で歌舞伎脚本をかく。戯作者としては4代尾上菊五郎の合巻(ごうかん)「玉藻前化妝姿見(たまものまえけしょうのすがたみ)」などを代作。門人に仮名垣魯文(かながき-ろぶん)。安政7年3月2日死去。76歳。本名は東条魯助。

花笠文京(2代) はながさ-ぶんきょう

1857-1926 明治-大正時代の戯作(げさく)者。
安政4年生まれ。仮名垣魯文(かながき-ろぶん)の門人。「いろは新聞」「絵入自由新聞」などの記者として活躍。花笠文京2代をつぎ,「名広沢辺萍(なもひろきさわべのうきくさ)」などをかいた。大正15年死去。70歳。本名は渡辺義方。別号に湾白童子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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