荒巻 利蔭(読み)アラマキ トシカゲ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「荒巻 利蔭」の解説

荒巻 利蔭
アラマキ トシカゲ


職業
歌人 邦楽家

旧名・旧姓
本居

別名
通称=小次郎,初名=安蔭

生年月日
天保7年 5月

経歴
本居内遠の二男。紀伊和歌山藩士。黒田利章の養子となり、のち荒巻姓を名乗る。初名は安蔭、通称は小次郎。和歌の他に歌曲小鼓大鼓能笛に巧みで茶道花道などにも長じていた。

没年月日
大正2年 5月 (1913年)

家族
父=本居 内遠(国学者)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「荒巻 利蔭」の解説

荒巻利蔭 あらまき-としかげ

1836-1913 幕末-明治時代の歌人,音楽家。
天保(てんぽう)7年5月生まれ。本居内遠(もとおり-うちとお)の次男本居豊穎(とよかい)の弟。紀伊(きい)和歌山藩士。黒田利章の養子となり,のち荒巻姓を名のる。和歌のほかに歌曲,小鼓・大鼓,能笛にたくみで,茶道,花道などにも長じていた。大正2年5月死去。78歳。初名は安蔭。通称は小次郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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