藤原 岩市(読み)フジワラ イワイチ

20世紀日本人名事典 「藤原 岩市」の解説

藤原 岩市
フジワラ イワイチ

昭和期の陸軍軍人,自衛隊陸将 元・陸上自衛隊第一師団長・陸将。 F機関の元指揮者。



生年
明治41(1908)年3月1日

没年
昭和61(1986)年2月24日

出生地
兵庫県

学歴〔年〕
陸士〔昭和6年〕卒,陸大〔昭和13年〕卒

経歴
第二次大戦直前、マレー半島に潜入し、“F機関”と呼ばれる情報機関を作って、兵軍内のインド兵に対する工作に活躍。またビルマでチャンドラ・ボース氏を助けて、インド独立をめざす“インド国民軍”の創設を援助した。戦後昭和30年陸上自衛隊に入り、第十二、第一師団長を務めた。41年退任。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原 岩市」の解説

藤原岩市 ふじわら-いわいち

1908-1986 昭和時代の軍人,自衛官
明治41年3月1日生まれ。太平洋戦争中は南方軍参謀として東南アジアに派遣され,インド,マレーなどに対する謀略工作にあたる。陸軍中佐で終戦。昭和30年陸上自衛隊にはいる。39年の東京五輪には第一師団長として協力した。陸将。昭和61年2月24日死去。77歳。兵庫県出身。陸軍大学校卒。著作に「F機関」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例