豊沢新左衛門(初代)(読み)とよざわ しんざえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「豊沢新左衛門(初代)」の解説

豊沢新左衛門(初代) とよざわ-しんざえもん

1833-1886 幕末-明治時代の浄瑠璃(じょうるり)三味線方
天保(てんぽう)4年生まれ。大坂の人。義太夫節の3代豊沢広助の弟子。天保11年に初舞台。師の没後,2代豊沢団平の預かり弟子となり,安政3年新左衛門を名のる。4代竹本弥太夫,初代豊竹古靱(こうつぼ)太夫らの相三味線をつとめた。明治19年1月6日死去。54歳。本名は稲垣新助。初名は豊沢松之助。前名は豊沢仙八。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android