遠藤 嘉基(読み)エンドウ ヨシモト

20世紀日本人名事典 「遠藤 嘉基」の解説

遠藤 嘉基
エンドウ ヨシモト

昭和・平成期の国語学者 親和女子大学名誉学長;京都大学名誉教授。



生年
明治38(1905)年5月31日

没年
平成4(1992)年6月23日

出生地
熊本県

出身地
鳥取県鳥取市(本籍)

学歴〔年〕
京都帝大文学部〔昭和5年〕卒

学位〔年〕
文学博士〔昭和25年〕

主な受賞名〔年〕
勲三等旭日中綬章〔昭和50年〕

経歴
成城高校、京大国立国語研究所(昭和24〜31年)、ベルリン自由大、武庫川女子大各教授、親和女子大学長、大谷女子大、神戸女子大各教授を歴任。この間、29年訓点学会を設立、63年まで会長を務めた。著書に「訓点資料訓点語の研究」「新版点本書目」「国語教育の諸問題」など。阿川弘之の小説「雲の墓標」に出てくる「E先生」のモデルといわれている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「遠藤 嘉基」の解説

遠藤嘉基 えんどう-よしもと

1905-1992 昭和-平成時代の国語学者。
明治38年5月31日生まれ。成城高校教授をへて,昭和24年京大教授。のち親和女子大学長,武庫川女子大教授などをつとめる。上代語および平安時代漢文の訓点研究で知られる。29年「訓点語学会」を設立し,会長をつとめた。平成4年6月23日死去。87歳。鳥取県出身。京都帝大卒。著作に「訓点資料と訓点語の研究」など。

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367日誕生日大事典 「遠藤 嘉基」の解説

遠藤 嘉基 (えんどう よしもと)

生年月日:1905年5月31日
昭和時代;平成時代の国語学者。親和女子大学学長;京都大学教授
1992年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の遠藤 嘉基の言及

【をこと点∥乎己止点∥遠古登点】より

…〈ヲコト点〉を付した文献を点本という。〈ヲコト点〉の研究は明治以後において吉沢義則(《国語国文の研究》《点本書目》)によって開拓され,春日政治,遠藤嘉基(《訓点資料と訓点語の研究》)や中田祝夫(《古点本の国語学的研究》)および大坪併治,築島裕,小林芳規らによって大いに進められた新しい研究分野である。【大野 晋】。…

※「遠藤 嘉基」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」