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1億円献金事件 いちおくえんけんきんじけん

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知恵蔵2015の解説

1億円献金事件

自民党旧橋本派政治団体平成研究会」の会長代理だった村岡兼造元官房長官が、当時の会計責任者と共謀して2001年7月、東京都内の料亭で日本歯科医師会(日歯)の政治団体である日本歯科医師連盟(日歯連)から受け取った1億円を、01年分の政治資金収支報告書に記載せず、02年3月に総務相に提出したとされる。東京地検特捜部は、元長官を04年9月に政治資金規正法違反(不記載)の罪で在宅起訴した。東京地裁は06年3月、元長官に無罪(求刑禁固1年)を言い渡した。元会計責任者も起訴され、有罪が確定した。判決は、この元会計責任者の「元長官に裏金化を指示された」との証言を「到底信用できない」とし、1億円が実質的に橋本龍太郎元首相(06年7月1日死去)に対する個人献金だった可能性があるなどと指摘。告発された当時派閥会長の橋本元首相、青木幹雄同党参院議員会長、野中広務元自民党幹事長の3人は不起訴処分とした。日歯連前会長は、このヤミ献金事件のほか、厚生労働相の諮問機関・中央社会保険医療協議会を舞台にした汚職事件などに関わったとして、政治資金規正法違反など3つの罪に問われ、05年5月に懲役3年執行猶予5年の判決を受けた。日歯連の献金を巡っては、東京第2検察審査会が自民党の山崎拓前副総裁について、01年11月に3000万円の献金を受け取りながら政治資金収支報告書に記載していないなどとして「迂回献金の手法で、法の趣旨を没却する重大な違法がある」と起訴相当の議決をした。再捜査した東京地検は05年12月、山崎氏を不起訴処分としたと発表。これについて東京第2検察審査会は「不起訴相当」と議決した。

(緒方健二 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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