5-フルオロウラシル(読み)ごフルオロウラシル

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「5-フルオロウラシル」の意味・わかりやすい解説

5-フルオロウラシル
ごフルオロウラシル

5-FU癌細胞DNAを合成する際のピリミジン代謝系の拮抗物質として作用し,癌細胞の核酸合成を阻害する抗悪性腫瘍剤。さらに,5-FUはウラシル類似体であるため RNAにも取込まれ,癌細胞の代謝系を阻害するといわれている。胃癌腸癌等の消化器系癌,子宮癌卵巣癌肝癌膵臓癌などには注射剤として適用され,肺癌頭頸部癌などには他の薬剤や放射線療法などとの併用療法が効果をあげている。副作用も比較的少なく,長期間の投与が可能である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

長嶋茂雄の用語解説を読む