AT&T[会社](読み)エーティーアンドティー

百科事典マイペディア 「AT&T[会社]」の意味・わかりやすい解説

AT&T[会社]【エーティーアンドティー】

アメリカの電話電信会社ベルの電話発明を基礎に1885年設立,19の子会社を通じ米国電信電話のほぼ9割を独占してきたAmerican Telephone&Telegraphが前身反トラスト法違反で政府提訴を受け1982年に22の電話子会社を分離。これに伴いデータ通信分野への参入が認められた。1997年通信サービス,通信機器,コンピューターの3社に分割。以前は長距離電話が主体であったが,近年では国際,市内,携帯電話,インターネット接続など事業範囲を拡大。アメリカ大手CATVのテレ・コミュニケーションズの買収をはじめ,ケーブルテレビ会社を次々に傘下に収め,家庭向け高速回線を確保。1998年国際通信の分野でイギリス最大手の電話会社BTとの提携合意。2011年12月期売上高1267億2300万ドル。
→関連項目NCR[会社]ドレフュス日本テレコム[株]BTグループ[会社]モルガン財閥

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