FSC(読み)エフエスシー

デジタル大辞泉 「FSC」の意味・読み・例文・類語

エフ‐エス‐シー【FSC】[Forest Stewardship Council]

Forest Stewardship Council》世界規模で森林認証を行う非営利の国際NGO。世界自然保護基金(WWF)を中心として1993年に発足本部ドイツボン森林管理協議会

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「FSC」の意味・わかりやすい解説

FSC
えふえすしー

フルサービスキャリアFull Service Carrier(フルサービス航空会社)の略。ファースト、ビジネス、エコノミーなどの複数の座席クラスを提供し、機内食や飲料などのサービスをあらかじめ運賃に含めてあるため、LCCローコストキャリア)に比べて割高であるが、欠航時の補償が受けられ、チケットの払い戻しもするという、従来型のサービスを行う航空会社のことである。運行形態は短距離から中・長距離まであり、乗り継ぎを含めた多種多様な路線ネットワークが構築されている。航空機の種類も多く、利用空港も各国の主要空港であることが多い。短距離の2地点間の往復運航を主体とし、移動以外の付帯サービスを簡素化することで低運賃を実現したLCCと対比的に用いられる名称である。フルサービスエアラインFull Service Airline(FSA)やレガシーキャリアLegacy Carrier(LC)、ネットワークキャリアNetwork Carrier(NC)、メガキャリアMega Carrier(MC)などともよばれる。大手航空会社はすべてFSCである。

 FSCとLCCの中間となる運賃で、中・長距離を中心に運航するミドルコストキャリアMiddle Cost Carrier(MCC)もある。全日本空輸ANA)の子会社国際線を中心に運航しているエアージャパンが代表例である。MCCの運航する機体や座席設定、機内サービス、移動前後の付帯サービスなどはFSCとほぼ同等の内容で提供されるが、外国人パイロットや契約制の客室乗務員を採用することにより、FSCよりも運賃を2~3割低く抑えている。

[編集部]

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