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化石林 かせきりんpetrified forest

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

化石林
かせきりん
petrified forest

地質時代の森林が化石として残ったもの。地層中に樹幹や樹根が点在し,おもに地層に直立して産し,原地性を示している。針葉樹類が多い。日本の例としては石川県手取川流域 (中生代) ,富山県魚津 (第四紀) などが知られている。

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デジタル大辞泉の解説

かせき‐りん〔クワセキ‐〕【化石林】

直立した樹幹の化石が地層中に散在しているもの。日本では、石川県の手取川流域の中生代のもの、富山県魚津市の新生代第四紀のものなどがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

かせきりん【化石林 petrified forest】

茎,樹幹,根などが,かつて生育していたときの状態に近い姿で化石となって地層中に埋もれている場合をいう。化石林をつくっているそれぞれの樹幹は,一般にケイ化木になっていることが多い。埋没林submerged forest(submarine forest)という用語が用いられることもあるが,これが地質時代の森林であるときは,この埋没林は化石林である。ごく最近の森林が湖水面や海水面の上昇(または陸地の沈降)によって湖底や海底に沈んでいる場合は,これらはたんに埋没林といい,化石林とはいわない。

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大辞林 第三版の解説

かせきりん【化石林】

地質時代の森林が、生育していた時の状態に近い形で埋没し、地層中で化石になったもの。石川県手取川流域(中生代白亜紀)・富山県魚津市(新生代第四紀、特別天然記念物)などの例が有名。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

化石林
かせきりん
fossil forest

地質時代の森林の一部がそのままの状態で地層中に保存されたものをいう。陸地の沈降(または海水面の上昇)や、火山砕屑(さいせつ)物による急速な埋没によって形成されることが多い。化石林の存在は、化石土壌と直立樹幹や樹根などによって知ることができ、古生態や堆積(たいせき)環境を考えるよい証拠となる。石川県手取(てどり)(中生代)、仙台(新第三紀)、富山県魚津(第四紀)のほか、アメリカのアリゾナ(中生代)やイエローストーン(古第三紀)の例が有名である。[植村和彦]

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