IT革命(読み)アイティーかくめい

百科事典マイペディア 「IT革命」の意味・わかりやすい解説

IT革命【アイティーかくめい】

インターネットなどのインフォメーションテクノロジー(情報技術)の革新と活用が,個人や企業や組織の活動に大きな変革をもたらすことを指す言葉。新たな経済成長はもとより,国家・社会・企業等の組織そのものを変え,国際経済国際政治を劇的な変化をもたらす現象が起こる。コンピュータの高性能化,低価格化と通信の大容量化,高速化によるIT革命はインターネット利用を急速に普及させ知識や情報の流れを厖大かつ急速なものとした。グローバリズムはIT革命なしでは起こりえなかったといえよう。その半面,IT革命の波に乗る者とこれに乗り遅れる者の情報格差デジタル・ディバイド)が問題となっている。
→関連項目情報リテラシー

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「IT革命」の意味・わかりやすい解説

IT革命
アイティーかくめい
information technology revolution

情報技術革命と訳される。広くはコンピュータによる通信ネットワークの発展がもたらした,社会全般にわたる構造変革をさす。特にアメリカでは 1990年代初頭からインターネットが普及し,企業活動から行政サービス,文化・学術活動まで,市民生活のさまざまな場面で情報の活用が進んだ。各種の規制緩和に支えられ,オンライン・ショッピングや株取引をはじめとする電子商取引 (Eコマース) ,新聞・雑誌・書籍などをインターネット上で配信する電子出版など,既存の流通構造や商慣習にとらわれない新しいマーケットが構築された。一方ソフトウエアやコンテンツなど,コンピュータの周辺分野でもさまざまなべンチャービジネスが生れ,大企業をしのぐ売上げを計上するものも現れた。それがさらに株式市場の活況につながり,アメリカは空前好景気を享受した。これに対し日本は,インフラ整備や規制緩和の遅れによって大きく引離されている。

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