コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

XRAIN えっくすれいん

2件 の用語解説(XRAINの意味・用語解説を検索)

知恵蔵miniの解説

XRAIN

国土交通省により整備が進められている最新式レーダーXバンドMPレーダ」による気象観測網の通称。正式名は「国土交通省XバンドMPレーダネットワーク」。従来のレーダーに比べ5倍の頻度、16倍の分解能での観測が可能で、雨量の推定精度も高いため、局地的な豪雨(ゲリラ豪雨)の早期発見・監視を担うものとして期待されている。2010年7月より試験運転を始め、13年には全国にレーダー27基が整備されており8基が整備中となっている。ウェブ(パソコン携帯電話の2種)でも雨量情報の提供が行われており、XRAINデータを活用するスマートフォン用アプリも出ている。

(2013-8-1)

出典|(株)朝日新聞出版発行
(C)Asahi Shimbun Pubications Inc
本事典の解説の内容はそれぞれの執筆時点のものです。常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

XRAIN
えっくすれいん

局地的な豪雨(ゲリラ豪雨)や集中豪雨の実況観測を強化するため、国土交通省が全国に配備を進めているXバンドMP(マルチパラメータ)レーダによる雨量観測網の呼称。正式名称は、XバンドMPレーダネットワークX-band polarimetric multi parameter rader information network。Xバンドは8~12ギガヘルツ帯域のマイクロ波。従来の観測レーダー(Cバンドレーダー。4~8ギガヘルツ)と比べると、最小観測面積は4分の1(250メートルメッシュ)、5倍の頻度(観測から配信に要する時間1~2分)、16倍の分解能(雨を測定する能力)で観測できる。定量観測範囲は半径60キロメートルと小さいが、局地的な大雨を即時に詳細に観測できる。従来のレーダーは、台風などの際の広域にわたる降雨の監視には適している一方、局所的な雨量を測定する場合には、地上に設置した雨量計の測定結果による補正が必要であるため、配信までに10~15分を要するという弱点があった。XバンドMPレーダは雨粒の形状(雨滴の偏平度)や変化を把握して雨量の予測を瞬時に行い、1~2分間隔で詳細に降雨の状況を観測する。
 2010年(平成22)7月から試験運用が始まり、2013年9月時点で35基のXバンドMPレーダが整備され、配信を行っている。国土交通省のウェブサイトXRAINでリアルタイムの雨量情報を発信しており、2012年からは一部の地域で、テレビによるXRAIN画像情報の配信、列車運行や消防庁の警戒、水防判断などの材料として活用が始まっている。また、日本気象協会ではXRAINのデータを活用した予測雨量情報を、スマートフォン向けサイト「気象協会晴曇雨(はれくもりあめ)」で2013年3月から試験提供している。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

XRAINの関連キーワード建築主事土地区画整理事業国土交通省自動車整備士国土交通大臣主要地方道国土交通大臣免許国の河川整備方針河川からの取水許可水利権

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

XRAINの関連情報