20世紀西洋人名事典 「A.フガード」の解説
A. フガード
Athol Fugard
1932 -
南アフリカの劇作家,俳優,演出家。
船員、ジャーナリストを経て、1957年以降ポート・エリザベスに定住して演劇活動に専念。人種差別の不条理を鋭く風刺する作風、舞台、観客席の閾を外した新しい実験演劇で、欧米で評判を得る。出世作「血の絆」(’61年)のほか、「人々はそこで生きている」、ブロードウェイでロングランとなった「シズウェ・バンジは死んだ」等がある。最近の作品には「アロエからの教訓」(’81年)のほか、唯一の小説「ツオツイ」(’80年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報