20世紀西洋人名事典 「A.ルブラン」の解説
A. ルブラン
Albert Lebrun
1871.8.29 - 1950.3.6
フランスの政治家。
元・フランス大統領。
エコール・ポリテクニク(ロレーヌ)生まれ。
鉱山技師から政界に入り、1900年下院議員となる。’11〜14年植民地相、’13年陸相を歴任。’20年上院議員、’31年上院議員長を経て、’32年第三共和政最後の大統領に選出される。’39年再選され、ファシズム台頭期から第二次世界大戦に至る危機の時代に要職を務めたが、’40年立憲上の全権を与えられたペタン元帥による憲法改正で大統領制が廃止になり引退。その後、一時ドイツ軍に捕らえられたが、主にグルノーブルに閑居し、’45年ペタン公判に証人として出廷。戦後の著書「証言」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報