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カラースキャナー color scanner

デジタル大辞泉の解説

カラー‐スキャナー(color scanner)

カラー印刷で、カラー原稿を色分解し、赤・黄・藍・黒版用のネガまたはポジフィルムを作る機械。原稿を光点走査して電気信号に変え、色版ごとに再び光に変えて露光する。

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百科事典マイペディアの解説

カラースキャナー

カラー印刷の電子製版機。カラー写真や絵の色を自動分解して印刷のための原版をつくり,さらに修正する製版機。原稿を点光源で走査(スキャン)し,三色フィルターと光電管で各色ごとに濃淡電流強弱に変換,これから各色版と墨版のネガまたはポジを作る。

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世界大百科事典 第2版の解説

カラースキャナー【color scanner】

カラーフィルムからカラー印刷用の3色分解色修正済みのネガティブあるいはポジティブを作る装置。カラー印刷は黄版,赤版,藍版の三原色を刷り重ねてあらゆる色を表現するが,そのためには,元のカラー原稿を三つの色に分けなければならない。これを3色分解といい,赤,緑,青紫の各フィルターを通して原稿の写真を撮影することで目的を達していたが,色の修正を大幅にする必要がある。従来は手工的にまた写真的にこの修正を行っていたが,1950年アメリカでエレクトロニクスを利用した色分解色修正法が考案・開発され,その後コンピューターの発達により,実用的なカラー分解修正機すなわちカラースキャナーとして普及した。

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大辞林 第三版の解説

カラースキャナー【color scanner】

多色印刷に使うカラー原稿を光点で走査し、高速で色分解をして、赤・藍あい・黄・墨版用のフィルムを作る機械。原稿の濃淡を光の強弱に変え、さらに電気信号の強弱に変えて画像処理ができるので、精度が高い色の修正や補正ができる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カラースキャナー
からーすきゃなー
color scanner

エレクトロニクス技術を利用して、カラー原稿(カラーフィルムやその他の絵の原稿)から電気的な信号に変換された色分解情報を作成する装置。一般のプロセスカラー製版(多色写真製版)では、赤・緑・青の色光に分解されたデータをイエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの4色のインキに変換して印刷する。
 写真的に行われていた色分解を電子的に処理する技術が発達したのは1950年ごろからで、1970年代の後半にはカラースキャナーで電気信号に変換した情報を修正、加工できるシステムが商品化された。その後、プリプレス(製版工程)の作業は急速に電子化が進み、ほとんどの色分解作業はカラースキャナーで行われるようになった。商業印刷物の分野では、一般的にシリンダーとよばれる円筒状のドラムに原稿を装着し、高速でドラムを回転させながらスキャニング作業を行っていた。ドラムスキャナーは、フォトマルチプライヤーとよばれる高感度の光検出素子などを使用しており、色の分解能力が優れている。これらのカラースキャナーは、アメリカ、ドイツ、イギリス、日本などの各メーカーから商品化されていたが、当初は色分解した色光データの互換性に乏しかった。しかし1980年代になるとデータの標準化が進み、ドラム式のカラースキャナーをパーソナルコンピュータでコントロールできる技術が大幅に改良された。その後、CCD(charge-coupled device、電荷結合素子)とよばれるイメージセンサーを採用した高性能フラットベッド(平台形)スキャナーが製品化され、商業印刷物の分野で使用されるようになった。1990年代の中ごろにはフラットベッドスキャナーの低価格化が急速に進み、小型のカラースキャナーがパーソナルコンピュータの周辺機器として一般のオフィスや家庭でも使用されるようになった。個人向けのカラースキャナーで色分解されたデジタル画像データの修正や加工は、パーソナルコンピュータにインストールされた画像処理用の汎用(はんよう)ソフトで処理するが、この手法はプロセスカラー製版の工程でも一般的な画像処理方法として定着している。[今井岳美]

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世界大百科事典内のカラースキャナーの言及

【印刷】より

…具体的には原稿からそれぞれの色の成分をとり出し(これを三色分解,あるいは色分解という),それぞれの版を作って順次印刷を行えばよく,それぞれの色の成分の濃淡は,前述と同様網点等で表現する。色分解には,それぞれのインキの補色フィルターを通してカメラ撮影する方法,カラースキャナーを用いる方法がある。また,実際の印刷では,色の再現性をよくするため,上記の3色のほか,墨(黒)インキ用の版を作り,4色を刷り重ねており,さらに調子(トーン)を補うときには1色か2色補うこともある。…

※「カラースキャナー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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