20世紀西洋人名事典 「D.リーン」の解説
D. リーン
David Lean
1908.3.25 - 1991.4.16
英国の映画監督。
サリー州クロイドン生まれ。
20歳で映画界入りし、フィルム編集の仕事を経て、1942年監督となる。ノエル・カワードの戯曲「幸福なる種族」(’43年)や「陽気な幽霊」(’44年)、「逢びき」(’45年)などで名声を博し、その後もディケンズの映画化「大いなる遺産」(’46年)や「オリヴァ・ツイスト」(’47年)などイギリス映画らしい地味な秀作を発表し、’57年「戦場にかける橋」でアカデミー監督賞を受賞し、さらに「アラビアのロレンス」(’62年)で再びアカデミー監督賞を受賞する。文芸映画から超大作までこなす職人的巨匠として有名である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報