20世紀西洋人名事典 「D.F.ザナック」の解説
D.F. ザナック
Darryl Francis Zanuck
1902.9.5 - 1979.12.22
米国の映画製作者。
元・20世紀フォックス会長。
ネブラスカ州生まれ。
ハリウッドの映画の帝王(タイクーン)と呼ばれる。1923年ワーナー・ブラザースの脚本家として映画界にはいる。’29年製作本部長となり、’30年「犯罪王リコ」等ギャング映画を手掛ける。’35年20世紀フォックス製作担当副社長を経て、’56年独立。「クレオパトラ」の失敗で動揺する20世紀フォックスの社長、会長となる。’71年辞任。同時代のタイクーンの中で唯一の非ユダヤ人で、伝記の題名になった「おれが話し終わるまでイエスというな」(’71年)が口癖だった。「史上最大の作戦」などの代表作を持つ。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報