DMV(読み)ディーエムブイ

デジタル大辞泉 「DMV」の意味・読み・例文・類語

ディー‐エム‐ブイ【DMV】[dual mode vehicle]

dual mode vehicle》⇒デュアルモードビークル

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共同通信ニュース用語解説 「DMV」の解説

DMV

英語のDUAL(二つの)、MODE(形態)、VEHICLE(乗り物)の頭文字からなる略語道路を走るためのゴムタイヤと、線路を走るための車輪を併せ持つ。自動車鉄道両方の法規制が適用される。JR北海道は2000年代に開発し、営業運行を目指したが、北海道新幹線に多額の資金が必要なことなどから導入を断念した。

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知恵蔵mini 「DMV」の解説

DMV

デュアル・モード・ビークル(Dual mode vehicle)の略称で、線路と道路の両方で走行が行える車両のこと。一般的なマイクロバスなどに鉄道用の金属車輪を装備し、道路では通常のマイクロバスなどと同様にゴムタイヤのみで走行するが、線路では前輪部に取り付けられたレール用の金属車輪を下ろして走行する。後輪のゴムタイヤはそのままレールの上に乗り、それを駆動することで走ることができる。2002年よりJR北海道が同車両の開発を続けてきたが、14年9月には導入が断念されたことが報道された。その後、徳島県と高知県を結ぶ全長約8.5キロメートルのローカル線である阿佐東線での導入検討が進められ、11年11月にはDMVの夜間試験走行、12年2月には乗客を乗せたデモ走行が実施された。16年3月には徳島県、高知県や地元自治体などにより「阿佐東線DMV導入協議会」が設置された。安佐東線では同車両導入検討の理由を、一般の鉄道車両より運用コストが安く、観光の目玉にもなり、路線や地域の活性化につながるためとしている。

(2017-1-31)

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