20世紀西洋人名事典 「E.マルトンヌ」の解説
E. マルトンヌ
Emanuel de Martonne
1873.4.1 - 1955.7.25
フランスの地理学者。
元・パリ大学教授,元・国際地理学連合会長。
エコール・ノルマル・シュペリルールで歴史、地理を学び、文学博士、理学博士号を得る。1899年レンヌ大学、1905年リヨン大学、’09年パリ大学文学部各教授を歴任。ブラーシュの高弟で娘婿。彼の跡を継ぎ’18年地理学教室を主宰。地理学の諸分野を再組織し、パリに地理学研究所を開設。地理学を統一独立させ、著書「自然地理学概論」(’09〜24年)で独自の区分法による気候、地形、植物地理学などの分野を一貫性のある自然地理学としてまとめた功績がある。他に「中部ヨーロッパ」(’31〜32年)などの著書がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報