H.A.ローレンツ(その他表記)Hendrik Antoon Lorentz

20世紀西洋人名事典 「H.A.ローレンツ」の解説

H.A. ローレンツ
Hendrik Antoon Lorentz


1853.7.18 - 1928.2.4
オランダ物理学者
元・ライデン大学教授。
アルンヘルム生まれ。
ライデン大学で学び、1875年学位取得。1878年同大学に新設された理論物理学教授に就任し、1912年まで在職。’12年にはハーレムのテイレル財団の物理学研究部部長を務める傍ら、ライデン大学員外教授として講義を続ける。晩年にはゾイデル海締切工事に関する調査委員会委員長など多くの公的な職務を引き受ける。この間、1896年に物質の電子的構成に基づき、ゼーマン効果の理論的説明を行い、電子の存在の確立に貢献。これらの業績によりゼーマンとともに’02年ノーベル物理学賞を受賞

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android